不安が抜けない人のためのACT入門
自己破壊的な習慣を辞めたいと思って読んだんですが、かなり学びがあった良い本でした。

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本)
- 作者:ラス ハリス
- 発売日: 2015/12/17
- メディア: 単行本
Twitterの感想つぶやき
死者の方がうまく出来ることを目標にしてはいけない。タバコをやめる、飲酒をやめる、などだ。
— 面川泰明 | おもかわやすあき (@omokawa_yasu) 2020年3月15日
タバコをやめるなら、その代わりに新鮮な空気を吸い込み、自然の中を散歩する、とした方が良い。
私は積極性について誤解していた。積極性とはポジティブではない。価値を認めて困難を受け容れることだ。
— 面川泰明 | おもかわやすあき (@omokawa_yasu) 2020年3月15日
面倒くさくても風呂掃除をするのは、清潔な風呂場を好ましいものと認めているからだ。
不安は回避するものではなく受け容れるものだ、と分かった。
— 面川泰明 | おもかわやすあき (@omokawa_yasu) 2020年3月15日
「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心...」を読了しました!#積読ハウマッチhttps://t.co/6OhOlIXUJM
良かったこと
ざっくり言うと、「ネガティブな感情を追い出そうとせずに、その感情が存在する場所を自分の中に作ってやる」という感じ。
自分が価値を感じる行動をするために、感情を制御しようとしてはいけない、というのが大きな学びでした。
つぶやきにも書いたけど、積極性というのはポジティブシンキングのことじゃないらしいです。
不快な感情でも受け入れることなんだそうです。
自分が価値があると感じていること、自分が本当に意義のあることをやるために、不快な感情を認めることです。
たとえば、がん治療のために、髪が抜け落ちる副作用を許容してでも薬を投与してもらう、といった感じです。
学び
- 自分にとって大切な行動をするために、ネガティブな感情を受け容れる。
- たとえば、月曜は憂鬱だけど、自分の成長のために憂鬱を許容して会社へ向かう。
- ネガティブな感情を受け容れるには、脱フュージョンという方法を使う。
- たとえば、憂鬱な考えが浮かんだからといって憂鬱になる必要はない。「あー、憂鬱な考えが浮かんでいるなー」と、思考を客観化して、憂鬱な気分にならないようにする。
- 脱フュージョンのスキルをアップさせる方法は、呼吸法や瞑想、ボディスキャンなど。「不快な感情は回避しなければならない」という思い込みから抜け出し、「今ここ」に100%集中しきれるようにする。
今後の行動方針
呼吸法、ボディスキャン、脱フュージョンを一日最低10分は行う。