Funny Walking

人の個性への好奇心

リスクと戦う投資哲学

やっとこの本を読み終わった。感想を書いていこう。

良かったこと

投資に必要な考え方を知れたこと。

二次的思考、ディフェンシブな投資、バリュー投資、などの単語を知った。

まだ投資を始めていないが、気を付けるべきことを知ったことで今後の方針が見えた。

二次的思考

ふつうの考えをするなということ。

情報に触れたとき、その情報は誰が発信したのか、どんな経緯で発信したのか、リソースは適切か、を考える。

たとえば、マスコミは連日コロナの感染者数を報道するが、回復者数については報道を避けている。なぜなら、人間は不安を煽られると消費行動を加速させるという研究結果が出ており、マスコミのスポンサーとなる企業のCMで商品の売り上げが上がるからだ。

マスコミは真実を報道しているわけではない。自身のメリットのために発信している。

ディフェンシブな投資

利益を最大化するより、損失を最小化するという考え方。

投資は運の要素が強い。医者や弁護士とは違い、成果にはランダム性が大きい。たまたまうまくいったのか、予測通りにうまくいったのか判別しにくい。

損を避けられそうな銘柄に投資し、もうけが出そうな投資の仕方はしない。

たとえば、コロナの影響で製薬会社が好調だという理由で、複数の製薬会社に投資するよりも、アミューズメントやホテル、飲食、ファッション、介護、接客、エンタメへの投資を避けて、その中で複数の堅実そうな銘柄に投資すること。

固定費を減らして、利益が増大しなくても損失を減らすようにする。 絶対に負けない状態まで守りを固めてから戦いに挑むのは、孫子の考え方だ。

孫子 (講談社学術文庫)

孫子 (講談社学術文庫)

第四編「形編」において、孫子には「まず守備を優先し、しかる後に勝て」と書いてある。

守備は自分たちの力で向上させられるが、勝つかどうかは相手との状況に左右されるからだ。

まあ、守備とは情報や知識を集めるということと同義かもしれないが。

とにかく、設備費や固定費のかかる業界への投資は避けたほうが無難だ。

バリュー投資

とにかく、レバレッジに頼んなよ、ってことだろうか?

p.203

危機時の投資でカギとなるのは、①売りを迫るマイナス要因から身を遠ざけ、②そのかわりに買い手の立場をとることだ。これらの条件を満たすために投資家に必要なものは、断固として本質的価値を重視すること、レバレッジになるべく、あるいはまったく頼らないこと、そして長期的な資本と強い意志だ。逆張りの姿勢と健全なあらんすシートを拠り所として我慢強くチャンスを待てば、金融崩壊時に驚異的な利益を生み出しうるのである。

低リターンしか見込めなさそうな市場で、投資家はどうすれば良いのだろうか?

p.197

目先のリスクは無視し、長期でリターンを上げることに集中する。目先の損失には目をつぶるという言質を取っておいたほうがよいだろう。

p.198

予想リターンがきわめて低く、リスク・プレミアムが小さい状況では、簡単な答えはないというのが実情である。だが一つだけ、私がまちがっていると最も強く感じる行動がある。それは、「リターンを追求する」という典型的な過ちだ。

p.199

リスクは、みなが競って同じようにとろうとしているときではなく、周りが避けようとしているときにとるのが望ましいのである。

たとえば、月収の大きさだけ考えてフリーランスになって月収80万を得たとする。ただし、フリーランスでは80万×12か月分の所得すべてが課税の対象である。税率が約25%だと仮定すると、実際の手取りは正社員より低い。福利厚生もなく、保険料も全額負担になる。有給もない。仕事の保証もない。失業保険もない。

そうなるなら、最初に10万円ほど使って外部発注して法人化し、課税所得を最小化して(たとえば月収19万くらいに抑える)、事務所に実住して家賃と固定費を非課税にし、なるべく税金を安くするとフリーランスの月収のまま節税ができる。10万の損失だが、年単位では300万近い得である。

どんなに稼いでも出ていく税金が多ければ意味はない。目先の損失に惑わされてはならない。

緊急事態宣言が解除されて、通常通りの出社に戻るのでは、いままで何のために在宅環境にいたのか分からない。コロナ禍の経験を糧にして新しい働き方を打ち出せば、それだけで周りから一歩先んじることができる。

課題に感じたこと

たしかに考え方はわかった。しかし、具体的に投資の世界でどう振舞うべきかわからない。しょせん、畳水連の域を出ない。

リスキーでないときに敢えてリスクを取る。言葉ではわかるが具体的にどんな状況で実施すればいいのか。

次に活かそうと思ったこと

もっと具体的な投資の知識を得る。50万くらいまとまった金が得られたタイミングで、分散投資して小さく試す。